南砺市立（旧福光町立）福光中部小学校

「― オープンスクール ー ボイドスラブ大空間のフレキシブルな学習空間の創出」 ２４ｍ×１８ｍの学年スペースをボイドスラブによって無柱大空間とし，天井に２ｍグリッドを設けて幅２ｍの可動間仕切りによって自在に学習スペースを構成できるドラスティックな空間システムを実現した。我が国で初めての試みであり，世界でも類例がない。このフレキシビリティーに富んだスペース構成の仕組みは1980年代にはじまる全国の学校改革に大きな影響を与えた。このドラスティックな空間構成の仕組みは，学校運営に大きな影響を与え，学年合同のチームティーチングや学習集団の組み替えによる教室空間の自在な編成などの実践に結びつき，教育改革に大きな力となった。その後，1998年には耐震補強をはじめとした大規模改修を行い，教育環境は安全に且つ清潔で、多様な教育に対応できる施設として保たれている。