富山市立光陽小学校

光陽小学校は、富山市において２１世紀初頭に開校する最初の分離新設小学校として、その後の学校建設のモデルとなるものと考えられました。このことから、ゆとりある教育の実現や豊かな学校環境、地域・地球の自然環境への配慮や地域社会に開かれた学校といった様々な観点からの検討を加えたものとなっています。また、良好な住宅地としての市街地の環境に調和しながら、コンパクトでコストにも留意した計画、デザインとしました。 光陽小学校は、富山市では最初のオープンスクールとして建設され、その後の富山市の学校設計のモデルとして影響を与え、基本的なプラン・考え方などが発展的に踏襲されていっています。さらには、富山市のみならず、県内の他の市町村の学校計画へも大きな影響を及ぼし、ほぼすべての新設・改築校について、多様な教育方法にフレキシブルに対応でき、連続的に学習空間が配置されている光陽小学校のプランニングをプロトタイプとしたオープンスクールプランが採用されるに至っています。